10)炎上が終わってからが地獄の始まり!?

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10)炎上が終わってからが地獄の始まり!?

①匿名投稿でも身元が暴かれる!
一度、炎上してしまうと、広くみんなに知られるだけではなく、
ネット上に永遠に残り、あなたの生涯の
代表的なトピックとして残ってしまう恐れがあります。

つまりあなたといえば、炎上を起こしたとんでもない奴
というレッテルが貼られ、それが一生ついて回るということです。

匿名での投稿でもほとんど暴かれます。

Web上ではターゲットになった者への個人情報を収集して
さらすことに執念を燃やす「特定班」と呼ばれる者がいます。

あらゆる手を尽くして調査するので、
その調査能力は警察や探偵以上とまで言われることがあるほど。

もしあなたがWeb上のどこか1個所でも実名を出していたら、
匿名で運営している他のどんな媒体でも「特定」されるのです。

公職に就いている人や、有名人、会社社長などは、
批判を受けやすいので特に注意が必要です。

また、会社のスタッフがプライベートの投稿で起こしてしまっても、
やはり会社に対する炎上が起こります。

だから個人も企業も「炎上対策」は必要不可欠なのですが、
それをしっかり行っている企業はごく一部です。

会社で行わないと、なかなか個人では行わないものです。

②炎上後の本当の恐ろしさは受験、就職、結婚時

いったん炎上が収まっても、ネット上には痕跡が残り続けます。

進学、就職、結婚など。

そうした人生の大事な場面で過去の炎上が、
突然足を引っ張ってくるというのが、
ネット炎上の本当の恐ろしさです。

ある中学生は、炎上事件を反省して、必死に勉強して、
私立高校の推薦合格をとりました。

ところが、決まったその日に、推薦が取り消されました。

私立高校に過去の炎上の事実を知らせる電話が入ったのです。

私立高校が慌てて事実確認して、推薦を取り消したとのこと。

このように、
過去のネット炎上が発覚したことによる推薦取り消し
は、日本中で起きているのです。

もちろん社会人になっても炎上の過去はつきまといます。

特に就職のとき、結婚のとき、
過去の炎上がばれて、すべて台無しになった
というケースがよく起こっているようです。

<アルバイト店員が不適切行為写真、ピザ宅配会社が破産>
平成25年8月、都内東大和店のアルバイト店員が、
厨房のシンクに座り込んだり、
冷蔵庫に身体を入れたり、
床に寝そべったりなど、
不適切、不衛生な悪ふざけ写真を
ネットにアップしたことで騒動となった。

これに対し、ピザーラ事業を運営するフランチャイザー
(有)ワンダー(東京豊島区)が同年8月25日、
謝罪文を発表する事態となった。

騒動後は信用が回復せず、東京地裁より破産開始決定を受けました。

(有)ワンダーは、平成5年5月設立のピザ宅配業者。

宅配ピザ「ピザーラ」のフランチャイズ店として
埼玉県所沢市などを配達エリアに営業を展開。

ピークとなる20年3月期には
売上高約2億5050万円をあげていた。

③ネットに半永久的に残る!
グーグル検索に、自分の犯罪歴が表示されると、
男性がグーグルに削除を求めた裁判で、
東京地裁は、男性の訴えを退けました

男性は10年以上前に、
振り込め詐欺事件で有罪判決を受けたが、
現在も、自分の名前をグーグルで検索すると、
当時の記事が表示されるため、
検索結果の削除を求めていました。

判決では、
「現在社長として、社会に一定の影響を与える地位にあることから、
検索結果の表示には、公益性がある」
と指摘し、男性の訴えを退けました。

男性は10年以上前のことなうえ、
執行猶予期間が過ぎてみそぎも済んでいるとの思いから
訴えを起こしたのですが、ここでは願いが叶いませんでした。

これは炎上ではなく、詐欺の事例です。

しかし、長年経っている昔の「過ち」であっても、
転載を含めるとまずネットから消し去ることはできない
ことを再確認する結果です。