7)年代別インターネット利用目的ランキング
インターネットの利用目的については、
「電子メールの送受信」が各年齢階層で最も多くなっている。
また、「電子メールの送受信」、「地図・交通情報の提供サービス」、
「天気予報の利用」については、各年齢階層で利用が5割を超えている。
20代及び30代は幅広いサービスが利用されており、
利用が5割を超えているサービスは、「電子メールの送受信」、
「SNS」、「動画共有サイト」、「地図・交通情報の提供サービス」、
「天気予報」、「商品・サービスの購入・取引(全般)」。
日本のソーシャルメディアの利用状況では、
LINEが44.9%と最も高く、
次いでYouTube39.5%、
3番目がフェイスブックで35.3%、
4番目がツイッターで28.7%。
外国(米国、英国、ドイツ、韓国、中国)との比較では、
日本はLINEの利用率の高さが顕著で、
フェイスブックは中国以外の4カ国よりかなり低い。(図5)
(図5)
「個人対個人(C2C)の取引において相手の評判や信頼性を判断したり
マッチングの精度を高めたりするためにソーシャルメディアの
情報を活用する事例(第1章第4節参照)にみられるように、
ソーシャルメディアは既に社会生活の基盤となりつつある。」
出典:平成28年版情報通信白書(総務省)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/pdf/index.html
SNSの利用目的は、各年齢階層とも、トップが
「従来からの知人とのコミュニケーションのため」
2番目が「知りたいことについて情報を探すため」。
以上よりインターネットの利用目的は、各年齢階層ともに
主にコミュニケーションと知りたいことの情報収集であることがわかります。
前者のコミュニケーションでは主にメール交信とSNSでの交流があります。
後者の知りたいことの情報収集は、主に検索エンジンでの検索及び、
地図・交通情報や天気予報などの利用が挙げられます。
このうちメール交信では、スパムメールによる
フィッシング詐欺や出会い系での詐欺があります。
SNSでは、ニセアカウントによる個人情報漏洩や、
SNS利用に対するストレスなどの問題が起こりえます。
検索エンジンでの検索では、ウソの情報に騙されたり、
詐欺サイトによる架空請求などのリスクがあります。
8)とんでもない変化の真っ最中であることを自覚しよう!
インターネット上のWebサイトの数が爆発的に増えています。
1991年からから作られて以来、
2000年に1千万、
2006年に1億を突破。
そして、2014年に10億に達した。
単純に言うと過去10年間で、
Webサイト数が10倍に増えていることになります。
ただ、この数字で驚いてはいけません。
https://www.nngroup.com/articles/100-million-websites/
March 2016 Web Server Survey
https://news.netcraft.com/archives/2016/03/18/march-2016-web-server-survey.html
総務省
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc254310.html
インターネット上の情報量でいえば、
10年で100倍以上に増えていると思われます。
つまり数では10倍でもそれぞれのサイトの情報量が多くなっているので、
全体情報量ではそれよりはるかに増えているということ。
10年前にはフェイスブックやツイッターなどの
SNSがなかったことを思えば理解できますね。
https://andygreenhaw.wordpress.com/tag/amount-of-online-information/
このようにいくら情報量が多くても、人間が処理できる情報量は限られています。
情報が少ない時代は、受けた情報をただ吸収すれば良かったのですが、
現在ではほとんどの情報を捨ててその中のごく一部を吸収しなくてはなりません。
それだけにほとんど無意識ではありますが、
常に難しい選択を瞬時に行い続けており、
当然のことながらそれが常に正しい判断であるわけではありません。
いわば、洪水のように流れる情報に翻弄されているといって良いでしょう。