Webの弊害 4)VRな友達 5)負の情報

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4)バーチャルな「友達」で満足してしまう弊害

Web上での「友達」は簡単にたくさんできます。

フェイスブックでは「友達」の上限が5000人ですが、
そこまで到達した人も少なくありません。

リアルでは考えられないこと。

Webは様々な事情で
リアルの友達を作りにくい人にとっては、
救世主となった側面はあります。

しかし、やはりリアルな友達と、
バーチャルな友達では明確に違います。

バーチャルな友達が多ければ多いほど、
会ったことがない友達の割合が高くなります。

「会ったことがない」どころか、
コミュニケーションを取ったことがない人も多いはず。

会ったこともなく
コミュニケーションもとったこともない人が
「友達」
というのはまさにバーチャルそのもの。

そんな「友達」に意味があるはずもありません

では普段コミュニケーションをとっている友達であれば、
リアルと遜色ないかといえばそれも違います。

普段友好的にコミュニケーションを取っているのは
単に特定の部分で利害関係が一致しているから。

例えば、
・挨拶をたくさんの人としよう
・いいね!を付け合おう
・暇つぶしにちょうど良い
・趣味や好みが同じ
・Web上でポジティブに盛り上がるのが好き
などです。

この関係がリアルな場でも保てるかといえば否!

バーチャルはバーチャルでしかありません

あなたが風邪で寝込んだとしても
駆けつけてくれるわけではありません。

身の上話を実際に会って聞いてくれるか
といえばそうではありません。

援助や助けが欲しくても、そこまではしてくれません。

語り明かすことはできません。

親友として常に叱咤激励してくれるわけでもありません。

恋人にできるわけでも結婚できるわけでもありません。

老後の面倒を見てくれるわけではありません

もちろん例外はあります。

しかし、その例外を求めて実際に会う行為には、
大きなリスクがつきまとうことに留意しなくてはなりません。

巧みにすり寄ってくる者には警戒しなくてはなりません。

この内容は、後の6)と7)で詳しく説明します。

とにかくバーチャルな友達を過信してはいけません。

せいぜい一時の暇つぶし相手
という認識のほうが良いかもしれません。

5)知るべきでない情報による悪影響

Webからは素晴らしい情報が
無料で手に入ることがあります。

その一方で、
知るべきではない情報
に触れてしまう場合もあります。

ただ触れて終わりであれば良いのですが、
通常知られていないことだけに、
興味を持ってしまい利用に発展する恐れがあります。

例えば次のようなものです。

・麻薬や覚醒剤の購入方法
・児童ポルノ禁止法に引っかかる情報
・殺人方法
・自殺方法
・カルト宗教の勧誘
・IS(イスラム国)など過激集団からの勧誘

これらの情報は偶然に目にすることはあまりありませんが、
興味を持って調べれば「闇サイト」から
多くの情報を見つけることができるでしょう。

むしろ見つけられなければ幸いですが、
実は簡単に見つけられるところが怖いところ。

非合法な情報に触れれば、一層興味を持ち
「感染」の毒牙にかかります。

Webを利用したことが元で身の破滅を生んだ
ということにならないように、
利用者自身が情報をしっかり選別する必要があります。