本章では詐欺以外のWeb犯罪を取り上げます。
Web犯罪には
「犯すリスク」と
「犯される(被害者となる)リスク」
があります。
詐欺以外の個人の犯罪はどちらかというと
「犯すリスク」が高いので、これを中心に扱い、
法人が犯しやすい犯罪は、
「犯される(被害者となる)リスク」として扱います。
まだ倫理的な違反ぐらいであれば、
「犯罪者」となるわけではありませんが、
法律違反となると、問題の次元が変わります。
あなたは、
「法律違反までは起こすわけない!」
と思っているかもしれませんが、
その考えは危険です。
ほとんどの人は法律の詳しい内容を知りません。
学校で習ったことがある人は
大学の法学部生ぐらいのものでしょうが、
その人にしても個々の法律の詳細まで知らないはずです。
だから、社会人になってしっかり腰をすえて
学ばなくてはならないものなのです。
<目次>
(以下1)~5)は個人(あなた)が犯しやすい犯罪)
1)名誉毀損はすぐ逮捕される!
(名誉毀損罪、侮辱罪)
2)「殺す!」はすぐに脅迫罪成立!
(脅迫罪、偽計業務妨害罪)
3)他人のアカウント内をのぞき見したら
不正アクセス禁止法違反!?
4)他人の文章を安易に拝借すると著作権侵害!
5)有名人だったら写真を撮って公開しても良いか?
(プライバシー権、肖像権)
(以下6)~12)はあなたが被害者になりやすい犯罪)
6)利用前にプライバシーポリシーを確認しよう!
(個人情報保護法)
7)効果がありそうに感じられる広告ほど要警戒!
(医薬品医療機器等法)
8)増える食品表示項目を活用しよう!
(食品表示法)
9)クーリング・オフはあなたの非常に強い味方!
(特定商取引法)
10)不適切な業者ほど言葉巧み!
(景品表示法)
11)ニセモノをつかまないための3箇条
(不正競争防止法)
12)送り先不明なメールは読まない、開封しない!
(特定電子メールの送信の適正化等に関する法律)
13)表示違反が多い衝撃の実態!!
14)今すぐ「エゴサーチ」を行って下さい!