9)危険!運転中の携帯電話

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運転中の携帯電話が原因の交通事故が増えています

交通事故総合分析センターの調査によると、
平成21年の交通事故件数は721,008件だったのが、5年後の
平成26年には559,945件と約29%減りました。

ところが、携帯電話に事故要因がある件数は
1,088件から
1,729件に増
えました。

実に59%の増加です。

さらに分析すると、通話目的での事故は
256件から
187件に減っているのに対して
画像目的が
347件から
749件に2倍以上増
えています。

死亡事故の割合では、「人対車両」の場合、
2.7%であるのに対して、携帯の画像目的での事故で
21.6%、通話目的での事故で
9.5%といずれも非常に高くなっています。

これは、携帯電話が要因での事故の場合、
死亡事故につながる可能性が通常のより
数倍も高い
ということになります。

また年齢別でみると、45歳以上の年齢の場合は、
携帯電話非使用の場合の事故が多いのに対して、
10代から39歳までは、
携帯電話使用中の事故が中心
になっています。
(40~44歳はほぼ同等)

特に20~24歳は四輪運転者の年齢層の割合で、
非使用11%に対して、
携帯の画像も目的使用が23.8%、
通話目的が15.0%と
いずれも大きく高くなっています。

さらに運転中の携帯電話使用で検挙された人は、
他の検挙原因と比べて繰り返しやすいのです。

平成22~24年に同種違反で2回検挙された割合は、
一番多いのが、シートベルトで11.7%、
2番目が携帯電話使用で9.2%、
以下、速度30キロ未満超過、
一時不停止、通行禁止となっています。

これらのデータから、
携帯の画面を見ながらの運転がいかに増え、
しかも死亡事故につながりやすいかを物語っています。

このデータ後の平成27、28年には携帯電話保有率が上がり、
しかも画面が見やすい
スマホ保有者が急激に増加していることを考えると、
さらに悪いデータになっていることを危惧せずにはおれません。

参考:https://www.itarda.or.jp/ws/pdf/h27/18_02keitai.pdf