6)契約当日にクビになったサッカー選手の例
次に、あるサッカー選手が
契約した当日にクビになった例をご紹介します。
セルジ・グアルディオラ(24歳の)は、
スペイン1部リーグのFCバルセロナの
下部チームFCバルセロナBとの契約に至りました。
ところがそのすぐ後に、
同選手が2年前にツイッターでクラブに対する侮辱的なコメント
をしていたことが発覚し、数時間後に解雇されました。
同選手のツイートの中には、
「行けマドリード(Madrid)」、
「カタルーニャ(Catalonia)人のくそやろう」
といった言葉が含まれていたのです。
FCバルセロナは
「クラブとカタルーニャを侮辱するツイートを
発していたことが明らかになった、
セルジ・グアルディオラとの
契約を終わらせる判断を下した」
と声明を発表しています。
本人からすればまさに1日にして
天国から地獄に落ちたといっても良い出来事でしょう。
7)炎上が自殺を呼んだ悲惨な例
次は日本での話。
まずネット炎上が社会的に注目される、
きっかけとなった事件について。
<アルバイトの投稿によってコンビニ店閉鎖>
2013年高知市のコンビニを舞台に起きた炎上事件。
20代のアルバイト店員が、
アイスクリームを販売する冷蔵ケースの中で寝そべる写真を、
フェイスブックに投稿しました。
2ちゃんねるの利用者が、写真を見つけて怒り出しました。
炎上のきっかけは、
このメジャーな掲示板から始まることが多いのです。
2日後に新聞に載りました。
『コンビニ店員、冷蔵庫内で横になる。
一般の人からの指摘で発覚』
2ちゃんねるのユーザが、
大挙してクレームの電話を入れました。
このコンビニ本部の対応を驚くほど早く、
新聞記事が出る前日には、問題の店を潰しました。
店主が9年間がんばってやってきた店です。
9年の苦労が、たった数枚の写真で全部消えてなくなりました。
ある県議会議員がブログでの炎上をきっかけに
自殺にまで発展した例がある。
2013年6月ある県議会議員が病院で名前ではなく
個人情報保護の為、番号で呼ばれた所
「ここは刑務所か!?」
と激怒し受診料を払わず帰宅し、
その事をブロクに載せて炎上した。
その後会見を行って
「公人としての立場を忘れ、
一患者の思いを書いてしまった」
「身の至らなさと軽薄さを猛省し、
県議会にふさわしい議員となるべく日々努力する」」
と謝罪しました。
しかしテレビや新聞などのマスコミも批判的な報道を続け、
苦情・議員辞職を求めるメール・電話が計700件以上寄せられた。.
そして問題の投稿を行った約3週間後
彼は車の中で死体となって発見された。
自殺と見られている。
この事件こそ、
SNSがない時代には起こりえなかったこと
といっていいでしょう。
本人の立場を忘れた言動と
常識のなさが引き起こした悲劇なのですが、
SNSを利用している者であれば、
単なる人ごとで片づけては危険です。